4.xから5.0へのアップグレードガイド
主な変更点の概要
v4からv5への移行、またはアップデートは問題なく容易におこなえます。 これまでライセンスを保有せず、20CCUの無料ブートストラップライセンスでPhoton Serverを使用してきた場合には、 Photon Serverの新しいバージョンを使用できるようにするためにライセンスの取得が必要です。 それ以外に、いくつかの設定変更を確認する必要があります。
プラグインの設定
プラグイン設定を「deploy\LoadBalancing\GameServer\bin\Photon.LoadBalancing.dll.config」から「deploy\LoadBalancing\GameServer\bin\plugin.config」へ移動してください。
PhotonServer.config
アプリケーションノードの以前の属性を削除します:
- RestartDelayMilliseconds
- WatchFiles
- ExcludeFiles
アプリケーションノードの以前の属性を削除します(または、少なくとも
false
に設定します):- EnableShadowCopy
- EnableAutoRestart
- ForceAutoRestart
TCPListenerの以前の属性を削除します:
- MaxQueuedBuffers
- MaxPendingWrites
「UnhandledExceptionPolicy」値「ReloadDomain」を、「Ignore」または「TerminateProcess」に置換します。
セキュアなリスナーのセットアップ
Secure Channel (SChannel)からOpenSSLに移行したため、セキュアなリスナーへの証明書のフォーマットや設定が変更されました。
- WebSocketSecureリスナーの以前の属性を削除します:
- StoreName
- UseMachineStore
- CertificateName
証明書をセットアップするには、新しい設定に置換してください。 新しい設定はTCPListenersに記載されています。また、これらの設定は同じ方法でTCPListenerを拡張するその他のリスナーでも使用されます。
ライセンスのアップデートとアップグレード
Photon SDKの新しい主要なバージョンにアップグレードする場合、または新たに購入したライセンスファイルで古いSDKバージョンを使用する場合には、本番環境への移行前に十分な時間を確保し、 利用中のPhoton SDKがそのライセンスで作動するか確認してください。
この確認をもっとも簡単におこなうには、利用する予定のPhoton SDKフォルダに該当のライセンスファイルを格納し、Photon ControlアプリケーションからPhotonを起動します。 その後、トレイアプリに表示されたライセンス情報を確認し、またライセンスエラーのログも併せて確認してください。