This document is about: FUSION 2-SHARED
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共有モードのマスタークライアント

概要

共有モードのセッションでは、1つのクライアントにSharedModeMasterClientの役が与えられます。この役が与えられたプレイヤーは、他のクライアントはアクセスできないいくつかの特権を持ちます。

割り当て

デフォルトでは、共有モードのセッションを作成したプレイヤーにSharedModeMasterClientの役が割り当てられます。プレイヤーはNetworkRunner.IsSharedModeMasterClientを呼び出すだけで、自分自身がSharedModeMasterClientかどうかを確認できます。この役は以下のようなケースで再割り当てが行われます。

  • SharedModeMasterClientが退出/切断する:ルーム内のクライアントの一人に、新しいSharedModeMasterClientが自動的に割り当てられます。
  • SharedModeMasterClientNetworkRunner.SetMasterClient(PlayerRef player)を実行する。

SharedModeMasterClientの特権

先ほど言ったように、SharedModeMasterClientはいくつかの特権を持ちます。

シーン管理

共有モードでは、SharedModeMasterClientのみがシーンを管理する権限を持ちます。これはNetworkRunner.LoadSceneなどのシーン管理に関するあらゆるメソッドを含みます。

シーンオブジェクトに対する初期の状態権限

新しいシーンがロードされた時、SharedModeMasterClientはシーンにベイクされたすべてのネットワークオブジェクトに対する状態権限を持ちます。

マスタークライアントオブジェクト

ネットワークオブジェクトのShared Mode SettingsIs Master Clienttrueに設定すると、SharedModeMasterClientが常にそのネットワークオブジェクトの状態権限を持ちます。新しいSharedModeMasterClientが割り当てられると、ネットワークオブジェクトの状態権限は新しいSharedModeMasterClientに移譲されます。

状態権限を持たないオブジェクトのデスポーン

ネットワークオブジェクトのShared Mode Settingsから、Allow State Authority Overrideを有効にしてDestroy When State Authority Leavesを無効にすると、プレイヤーが切断してもネットワークオブジェクトは破棄されなくなります。ただし、SharedModeMasterClientはこのオブジェクトを(状態権限を持たないにもかかわらず)デスポーンできます。

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