This document is about: QUANTUM 3
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概要

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概要

シングルプレイヤーやローカル/オンラインマルチプレイヤーで動作するBot

「Bot(ボット)」は、マルチプレイヤーゲームを成功させるためには極めて重要です。Botを導入する主な利点は、以下の2点です。

  1. Botは、接続しているプレイヤーが不足している場合でも、ルームを埋め合わせることができます。これによって、ゲームリリース直後のプレイヤー体験が大きく向上します。プレイヤーはBotとも対戦できるため、ルームを満たすのに十分なプレイヤー数が存在していなくてもゲームをプレイできます。
  2. Botは、途中で切断したプレイヤーの代理としても使用できます。ゲームに再接続したプレイヤーは、自身のエンティティの操作権限を復帰させることもできます。

Bot SDKは、特にゲーム開発序盤では、大きな時間節約になります。Unityのカスタムエディターで構築されているため、迅速なプロトタイピングが可能で、ゲームデザイナー/レベルデザイナーがエディター上でゲームプレイを直接調整できるようになっています。

Gaming Circleメンバーには、マルチプレイヤーゲームの作成/リリースを短時間で成功させるために必要となる、すべてのサンプル・SDK・サポートが提供されます。非ゲーム分野向けのIndustries Circleでは、さらに独占的ライセンスオプションも提供されます。

インストールと移行ガイド

Zipファイル内には、Bot SDKのインストール/アップグレード方法と、QuantumとBot SDK v2からの移行ガイドが含まれています。

Bot SDKには2つのバージョンが存在します。

安定版のダウンロード

開発版のダウンロード

Quantum Bot SDK Development版のアドオンは現在、Photon Gaming CircleまたはPhoton Industries Circleメンバー限定で利用可能です。

Gaming Circleメンバーには、マルチプレイヤーゲームの作成/リリースを短時間で成功させるために必要となる、すべてのサンプル・SDK・サポートが提供されます。非ゲーム分野向けのIndustries Circleでは、さらに独占的ライセンスオプションも提供されます。

VersionRelease DateDownload
3.8.15月 16, 2025Quantum Bot SDK DevelopmentRelease Notes

導入方法

Bot SDKは、主に2つの部分で構成されています。

  1. ビジュアルエディター:Botの挙動を簡単に定義・調整できます。
  2. 決定論的AIコード:Quantumシミュレーションの一部として実装されていて、直接エディターと統合されています。

現在は、以下のAIモデルをサポートしています。

  1. 階層型有限ステートマシン (HFSM:Hierarchical Finite State Machine)
  2. ビヘイビアツリー (BT:Behaviour Tree)
  3. 効用理論 (UT:Utility Theory)

このアドオンを使用する際、プロジェクトでどのAI技術を選択するかは、完全にユーザーの自由です。

  • 1つの技術のみで、すべてのBotを設計することが可能です。
  • 一部のBotはHFSM、別のBotはBT、さらに別のBotはUTで設計することも可能です。

各AIモデルの利点・欠点は、それぞれの専用ページをご覧ください。

基本的なアドオンのセットアップやテスト方法を理解するために、Bot SDK Sampleをご覧ください。

エディターを開く

UnityのトップメニューからWindow > Bot SDK > Open Editorを選択すると、以下のウィンドウが開きます。

Main Window
Bot SDKの初期エディターウィンドウ

リリースノート

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