ブレークポイントのサポート
概要
Fusion SDK 2.0.5以降、特にデバッグ体験を向上させるために、ブレークポイントのサポートが強化されました。この機能によって、マルチピアモードやUnityのMPPM環境のどちらでも、効率的にブレークポイントの設定/管理が可能になります。開発者は、実行を停止して、値を確認し、コードをステップ実行することで、アプリケーションの問題の特定と解決を容易に行うことができます。
制限
- ホストモードのみをサポートします(
Host
・Server
・Client
)。 - ピアは同一端末で実行する必要があります。(
Fusion Multi-Peer Mode
とUnity Multiplayer Play Mode (MPPM)
のどちらを使用しているとしても) - デバッグビルドのみをサポートし、Fusionのリリースモード使用時は無効になります。
使用方法
これは、クライアントとサーバーがPhoton Cloudから切断された場合でも接続を維持する「Photon Cloudの接続切断」機能の拡張になります。
この機能については、接続切断とクイック再接続をご覧ください。
- デバッグ目的で、
NetworkProjectConfig
のNetwork / Connection Timeout
を最大値に増やします。 - 使用している環境に応じて、プロジェクトを適切にセットアップします。
- IDEからブレークポイントを設定して、Unityプロセスにアタッチします。
- ゲームを実行して、ブレークポイント箇所まで待ちます。
- ピアの接続を維持したまま、ブレークポイント中にゲームが停止していることが確認できます。プレーくポイントが解除されると、タイムアウトになるまでゲームは継続します。